【管弦楽】ロドリーゴ:アンダルシア協奏曲〜4つのギターとオーケストラのための

ロドリーゴは、20世紀スペインを代表する目の見えない作曲家で、代表作のひとつである「アランフェス協奏曲」の第二楽章は「恋のアランフェス」という別名で、世界中で愛される曲となっている。今回取り上げたアンダルシア協奏曲は、副題に「4つのギターとオーケストラのための」とつくように、独奏が「ギター四重奏」という珍しいものである。その中でも明るく陽気でいちばん聴きやすい第3楽章を今回取り上げてみた。スペイン的な雰囲気と鮮やかな色彩感、そして軽快なリズムが曲を一貫しており、独奏楽器として位置づけられたギターも、四重奏の中に親密な対話を取り入れ、さらには管弦楽と競うという形式を、自身突出することなく守っている。これは、ギターを熟知する彼でなければ生まれてこなかった作品ではないだろう。演奏は、ギターがロメロ・ギター四重奏団、演奏はサン・アントニオ交響楽団、指揮はヴィクター・アレッサンドロ。なお、わたしの記憶では、この演奏よりネビル・マリナーとアカデミー室内合奏団の演奏のほうが、ずっと聴きやすいと思ったが、音源がないのでご容赦。

演奏者情報は下記URLをクリックしてお読みください。

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 https://youtu.be/Zu_d8R626Y8

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超私的音楽感想家 ソブ の制作した音楽スライドショーを紹介します。