【管弦楽】ショスタコーヴィチ:祝典序曲
吹奏楽ではドナルド・ハンスバーガーの編曲でおなじみのこの曲、変イ長調で演奏されているが、原曲は管弦楽で嬰イ長調で1音高い。わたしはフルート・ピッコロの経験者なので、ピッコロの運指でいえば、吹奏楽版はとても楽でこのオケ版だととても気持ちがいい。今回紹介する演奏の指揮者スヴェトラーノフは、ソ連時代にもソヴィエト国立交響楽団でこの曲を録音しているが、この時のスピード感と突出感は中途半端なものではなかった。この演奏ではある意味残念だが、それらはなりをひそめて落ち着いている。それでもアップテンポでのイケイケ感は健在。いいねぇ。よくあるピッコロ突出の録音ではないので、聴き慣れなくて一瞬「あれっ」っと思ったりするが、ライブで聴けば逆にこの聴こえかたが普通なのかもしれない。演奏はロシア国立交響楽団とボリショイ劇場管弦楽団金管セクションの合同演奏。ソヴィエトが崩壊してロシアとなってまだ混乱が残る時期の録音。現時点でYouTubeでは初のアップロード、聴くしかない!
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